【要点まとめ】金持ち父さんの若くして豊かに引退する引退する方法について解説します【本紹介】
この記事は、
- 働き続ける人生に疑問を感じている人
- 定年まで働き続けたくない人
- 早く経済的自由を手に入れたい人
向けに執筆しています。
金持ち父さんの若くして豊かに引退する引退する方法
- 著者:ロバート キヨサキ (著)・シャロン レクター (著)・白根 美保子 (翻訳)
- 出版社:筑摩書房
- 発売日:2003/7/11
- ページ数:441ページ
この本の紹介したいポイント
- 収入借金に対する捉え方の話
- 意識の殻を広げる話
- レバレッジの話
収入借金に対する捉え方の話
一般的な捉え方は、こちらかと思います。
- 収入→○、借金→×
本書では、もう少し細かい捉え方をしています。
それは、
- キャッシュフローを生む収入→○
- キャッシュフローを生まない収入→×
- キャッシュフローを生む借金→○
- キャッシュフローを生まない借金→×
キャッシュフローを生む収入とは、ざっくり不労所得の事を指します。
不労所得の具体例を下記に紹介します。
- 資産所得(株式、債権等)
- 不動産所得(賃貸経営、駐車場経営等)
- 広告収入(ブログ、YouTube等)
そして、キャッシュフローを生む借金とは、
キャッシュフローを生む資産を購入するための借金の事を指します。
本書では、不動産を購入する際の銀行からの借入金は良い借金の例として紹介していました。
(注意:不動産を購入する前に、すぐにキャッシュフローを生むかの見極めが最重要になります)
一方で、キャッシュフローを生まない収入とは、就労による給与所得になります。
働きたくない、でも生活にはお金が必要だから明日も会社に行かなくては…
皆さんも同じ思いなのではないでしょうか。
私たちが生活の柱としている収入の給与所得ですが、キャッシュフロー以外の側面においても、本書ではよい収入として扱われていません。
その理由は、
- 最も多く課税される
- 税金の額や支払い時期をコントロールできない
- 自分の時間がとられてしまう
- 収入を増やすレバレッジがほとんど効かない
- 労働に対する残存価値が無い場合が多い
税金面で不利な点、時間の切り売りである点、労働をしないと収入が発生しない点が挙げられています。
経済的自由を手にするには、
キャッシュフローを生まない収入に頼った生活から脱却すること、
キャッシュフローによる収入を増やして、生活出来るようなることで達成感出来ます。
本書ではキャッシュフローを増やすためのキーワードとして、コンテクスト、レバレッジが重要と述べられいます。
(コンテクスト、レバレッジについては、次に説明します)
ちなみに、キャッシュフローを生まない借金とは負債のことです。
- クレジットカードのリボルビング決済
- ローン(車や家)
- 失敗した不動産投資(キャッシュフローを生まない投資は負債になるので、見極めは重要です)
意識の殻を広げる話
本書で何度も登場するキーワード、コンテクスト
あまり馴染みの無い言葉ですが、意識の殻と言い換えると分かりやすいと思います。
意識の殻(コンテクスト)を広げることで、私達の思い込んでいる現実を変えること(それもより理想的な現実に)の重要性について、紹介されています。
本書で紹介されていた例では、
- 一般人:人は空を飛べない
- ライト兄弟:空を飛ぶためにはどうしたらいいか
ライト兄弟は意識の殻(コンテクスト)を広げた結果、飛行機を発明し人は空を飛べることを現実にしました。
他にも、
- 一般人:資金がないので不動産資産は買えない
- 著者:資金がなくても不動産を買うにはどうしたらいいか
著者は、資金がないため複数の銀行へ融資の申し出を行いました。申し出を行うごとに、提出資料や銀行の承認を得るポイントを掴み、最終的には融資を得て不動産資産を購入することを現実にしました。
会社のノルマに対して、意識の殻(コンテクスト)を広げてより結果を…というのは、私はあまり気のりしませんが、
- 働き詰めの生活を変えるにはどうしたらいいか
- 経済的な不安を抱えた人生を変えるにはどうしたらいいか
意識の殻(コンテクスト)を広げて、幸福な人生を実現していきたいですね。
レバレッジの話
レバレッジとはテコの原理のことです。経済的自由を手にするためには、小さい力で大きな力を発生させる、レバレッジを使いこなすことが必須となります。
レバレッジの具体例を紹介します。
- テクノロジーのレバレッジ
- 時間のレバレッジ
- お金のレバレッジ
テクノロジーのレバレッジは、
ざっくりネットサービスやSNSのことです。
YouTubeやGoogle、SNSの情報拡散力や集客力は、個人の能力をはるかに超えています。
これらのフラットフォームに乗っかり、動画やブログコンテンツなどを発信して広告収入を得ることが今の時代では出来てしまいます。
時間のレバレッジとは、
ざっくりアウトソーシングのことです。
ビジネスオーナーは従業員や下請け業者の時間を使い、成果物から利益を得ています。この時、ビジネスオーナーは自分の時間を労働に充てる必要がないので、レバレッジが効いていると言えます。他にも、商品開発、製造期間をメーカーにアウトソーシングしている、せどりや卸売もレバレッジが効いているといえます。
お金のレバレッジとは、
ざっくり他人のお金を使うことです。
著者の紹介例では、銀行から資金を借り入れて、資産を購入し不動産事業を経営していました。
事業を行う際のお金の借入金先は、銀行の他に、行政(補助金)、クラウドファンディングがあります。自己資金より大きな規模で、事業を成長させて大きなキャッシュフローを得られれば、より早く経済的自由に到達出来ます。(もちろんリスクもありますが)
まとめ
本書では経済的自由を達成するための、特にマインド部分について重点的に紹介されていました。
収入借金の捉え方を変えて、意識の殻を広げ続け、レバレッジを効かせてキャッシュフローを得ることを心にとめて、日々実践を行っていきたいと思いました。
著者はリーマンショック前の米国で、不動産資産を保有する事ににより経済的自由を手に入れた人です。
2022現在の日本とは、経済状況や国の制度が全く一緒というわけではありませんが、本書で紹介されている、豊かになるためのエッセンスは時代や場所問わないで参考になると思います。
いかがでしたでしょうか。
【要点まとめ】金持ち父さんの若くして豊かに引退する引退する方法でした。
この記事があなたの一助になれば幸いです。
ではでは。